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彼の小説を初めて読んだのはデビュー作の「オロロ畑でつかまえて(集英社文庫)」。 彼の前歴が同業というのもあって興味を持ったのが始まりだ。 デビュー作は楽しいだけが印象だった。 それが第二作の「なかよし小鳩組」を読んで以来、もはやすっかりファンである。 前作と同じくエンターテイメントに徹した本なのだが、 不用意に読んでいると、ラストで心を鷲掴みにされる。 ただのユーモア作家ではなかったと、それ以降の作品を読むたびに感じている。 さて、映画化されて非常にメジャーになった「明日の記憶」だが 多彩を極める萩原浩の作品の中でも異彩を発する。 映画はまだ見てない。失敗したなあ。 どちらも楽しみたい人は映画を先に見たほうがいい。 映画に感情移入できなくなるからね。コレ定説です(^^;) この物語は、若年性アルツハイマーにかかった50代の男が主人公だ。 積み上げた努力や自信が、大切な人との時間が、 まるで無かったことのように消え失せていく。 自分が、自分の存在価値が、溶けて無くなるその怖さ。 アルツハイマーに関して、僕らはどれだけ無知で、 どれだけ恐ろしい病気か、この本を読んで正直思い知らされた。 数年後には死に至る病だなんて…ウソでしょって感じ。 読んだ人は冗談でさえ「アルツ」なんて言えなくなる。 死は言うまでもなく、生命の終わりとしての客観的な死であり、 取り巻く人々が突きつけられる事実としての死なのだろう。 でも、ここに描かれている「記憶の死」は自分の終わり。 これも死ぬことなんだなと気づかされた。 人間は過去に生きているのではないことは、理屈では分かる。 でも、何だろう・・・。 自分たちは現在より過去を大事にしているのかなあ。 この死を迎える人と、死を受け入れる人の物語を読んでいると、 現在という時間の大切さが染みてくる。 死んだっていいじゃないか。死ぬまで今があるんだから・・・。 これ以上書くのはやめます。読む人が感じればいいことだし。 ただひとつ、伝えないといけないことはコレ。 電車の中で,ラストシーンを読むのはやめた方がいいということ。 謹んで申し上げます。
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とりあえず、ブログの開設は終わった。
ブログに関してはまだまだ知らないことは多いけど、 何事も経験、いろいろ試してみなくちゃね。 マイショップやクチコミ広告なども一応登録しています。 儲かるなんて、まったく思っていないけど。 これからボチボチ、記事を書いたりして ブログという存在が自分の生活に どんな変化をもたらすか、楽しみにしています。 たとえば、オススメの小説や、 フライのこと、デジカメのこと、音楽や楽器のこと、 そして最近はまっているダッチオーブンのことなど 型にはまらず、自由に綴ってみようと思っています。 |
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