
このイスの美しさを、何にたとえたらいいのだろう。
ダイニングのイスをヤコブセンのセブンチェアから
方向転換させたのは、このイスだった。

このイスの名前は、「ハッリ・コスキネン チェア」。
PROJECT 15「 日本発、もうひとつのチョイス 」で紹介した
nextmaruni CHAIR MUSEUMの中の1脚だ。
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デザイナーであるハッリ・コスキネン(Harri Koskinen)はフィンランド生まれ、
事実上、現代の北欧デザインを代表するデザイナーのひとりだろう。
MOMAのパーマネントコレクションである
ブロックランプ(MOMAストア)や
イッタラのキャセロールの
デザインを通してご存知の方も多いと思う。

では何がセブンチェアではなく、このイスを選ばせたのか。
シンプルな線と面の構成に、
生物的な存在感を感じたのである。
ここには甲殻類的な美しさがある。
たとえば南伊豆の名物でもある高足ガニのような、
あるいは甲殻機動隊などのSFアニメに登場する
メカニカルな生命体にも思えてしまう。
他のイスでは感じられないそのイメージは
木材の組み方から来ていたのである。