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ねこに、ゴハン

昨年の、あと数日で新しい年を迎える頃のこと。
夜間にタバコが切れて、面倒ながらもコンビニに出かけた。
ちょうど強力な寒波が襲来し、3分ぐらいの距離だけど
しっかりと着込んで出かけたのを覚えている。


コンビニのドアを開けて入ろうとした時に、
ゴミ箱の脇に小さなねこがいるのを見つけた。
子ねこというには大きいが、まだまだ大人とは呼べない体格。
痩せてはいるが、病気ではなさそうだ。


ねこ社員1



無造作にドアを開けたりすると、付いてきて
店に迷惑をかけてしまうかもしれない、と最初は考えた。

でも、そのねこの視線は媚びたりとか、
つきまとったりとかそういう類いのものではなく、
あくまで淡々としたものだった。
小さいが、見上げたねこだ。


「何か食べ物を分けていただけませんか?」
寒波で連日冷え込む中、いま栄養を摂らないと
このねこは年を越せないかもしれない。

「OK、ちょっと待ってろよ」と
ねこを残し、タバコとチクワを持ってレジへ。
店を出てくると、ねこはコンビニの
資材置き場に移動していた。


ねこ社員2


チクワを手に取り、ねこの鼻先へ突き出す。
ねこはきょとんとして、ニオイを嗅ぐばかり。
ほら、ウマイぞ、喰えと、チクワを振ると・・・
ねこの態度が一変。突然じゃれだした。

ねこ社員3



前足を伸ばして、チクワに軽くビンタを2発、3発。
後ろ足もピーンと突っ張って、まるで感動のあまり、
カラダの制御がおかしくなったような動作である。


仕方ないので、チクワを置いて後にする。
しばらく歩いて振り返って見ると、
まだ床に転がってチクワとじゃれていた。


ねこ社員4


ま、いいか。
後で食べるだろうし・・・。



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