野鳥の保護について (1)
- Day:2008.06.05 02:35
- Cat:あれこれ雑記
それは悲しい記憶も引っ張りだしてしまうものでもあるのだが、
今回改めてそれについて考える機会にもなったので、書くことにした。
ちょっと長い話になるので、何回かに分けてお伝えしようと思う。
とあるブログで、スズメのヒナを保護したとの記事を見かけた。
ヒナを保護して餌を与えているということだった。
その記事を読んで、2年前のことを思い出したのである。
2年前のGWに、南伊豆のとある川に出かけた時だった。
夕暮れがだんだん近寄ってきた頃に、
川の中の、自分が立ちこんでいるすぐ近くに、鳥が落ちた。
スズメだ。このままだと溺れてしまう。
子供の頃から小さな鳥と暮らしていた自分には
スズメは家族のようなもの。助けないという選択肢は無かった。
すくったネットの中を見てみると、まだ飛び始めたぐらいの小さなヒナ。
水に濡れたせいか、震えている。そのまま河原のワキに置いて行くのは
カラスも多いし、ヘビだっているし、危険と思った。
そのままにするにしても、こんなに震えていたら死んでしまうし、と思った。

そこでクルマに連れて行き、たまたまあった
小さな段ボールの箱にティッシュを敷いてヒナを入れた。
スズメのヒナは体温が回復したのか、スヤスヤと眠り始めた。
正直、その場で遠巻きに見守って、親が来るのを待つという発想は無かった。
すごくかわいいし、いざとなれば自分が飼うし、そんな気分だった。
あとで知ったのだけれど、それはスズメの親にとって誘拐行為同然だと知った。
助けたのはいいとしても、その後が問題。
こういう場合、親はたいていヒナを探しているらしい。
あるいは人間が怖くて近づけず、遠くから人間が立ち去るのを
待っているらしいのだ。
自分の無知が、親子を引き離しているかもしれない。
巣立ったものと思い込み、動物病院に預ければなんとかなると…。
日も沈み、その土地で動物病院を見つけられなかったため
修善寺までいき、交番に行った。
野鳥病院を尋ねに入ったのだが、そこで説教された。
こちらは路駐を気にしてクルマに残ったため、
ヨメさんが代わりに怒られた、というわけだ。
詳しいことは、次回まで待ってほしい。