このカテゴリーは、ほぼ1ヵ月ぶりの更新。
今回紹介するのは、 Kanji Ueki チェア (2005) 。
建築、空間、インテリア、プロダクトと幅広く活躍する
デザイナー、植木 莞爾(かんじ)氏によるイスだ。

イスを4脚、すべてデザインをバラバラにすると決めて
最後にチョイスしたのがこれ。
他の3脚と比べスタンダードなデザインのためか
最初はこのイスの魅力に気づけていなかった。
座面以外のあらゆる曲線を排したシャープでミニマルなデザイン。
機能美という言葉が近いのだろうが、何か足らない。
イスとしての体裁をデザインされたのではなく、
まるで存在そのものをデザインしたようである。
人間にたとえるなら、「凛としたイス」。風格を感じる。

何かで読んだが、このデザインのモチーフは
軒先に置かれた縁台とのこと。
それを表しているのが、座面を走るスリット。
わずか3本であるが、このイスのデザインに
軽やかさを与えているように思う。
さて、このイスの座り心地だが、これがなかなかいい。
カラダになじむ感じで、長時間座っても疲れない。
たとえば4脚すべてをこのKanji Ueki チェアにしてもよかったと思う。
あとは前回の
Harri Koskinen チェアと2脚ずつというのもいい。
座るのが楽しくなるイスである。

nextmaruni CHAIR MUSEUMには、
他にも魅力的なイスが多くある。特にギャラリーは一見の価値あり。
ぜひ、のぞいてみてほしい。
Click!
↓