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10年たっても飽きない音楽 (4) Propaganda / A Secret Wish

A Secret WishA Secret Wish
(2002/11/25)
Propaganda

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80年代の初期に生まれたZTTレーベルは、当時生まれたばかりの
サンプリング・マシーンを多用した新しいサウンドが特長で、
当時はThe Art of NoiseやFrankie Goes to Hollywood、Anne Pigalle、
そして今回紹介するPropagandaを聴きあさったものである。

それから20年。The Art of Noiseに関しては音作りの面白さは感じるものの、
聴く曲は少ない。そしてFrankie Goes to Hollywoodは
今やどうでもいいバンドだし、Ann Pigalleは、もはや思い出せない始末。

しかし、Propagandaのこのアルバムだけは、未だに手放せない1枚だ。

何よりもメロディラインと曲の展開のうまさがいい。
私は「Duel」「P-Machinary」「Dream within a Dream」「The Chase」の4曲が好きだが、アルバムを通して楽しめる内容だと思う。

サンプリングも多用しているのだろうが、ZTT的なサンプリングミュージックではなく、
良質のエレクトロニック。デジタルを生かしたソリッドなビートに、
丸みのある女性ボーカルが気持ちよく絡む感じである。

再評価されているのか、YouTubeでもいくつかのムービーが見つかった。
下に貼っておくので、よかったら聴いてみてほしい。

■Propaganda / Duel







10年たっても飽きない音楽 (3) Slap Happy / Casablanca Moon , Desperate Straights

Slap Happy_Casablanca

第3回目は、知る人ぞ知る伝説のバンド、Slap Happy (スラップハッピー)。
分類的にはユーロロック(プログレッシブロック)の中のカンタベリー派*のバンドである。
* : カンタベリー派はイギリス系のジャズロック指向の一派で、Soft MachineやHenry Cowなどがその代表。詳細については、プログレ/ユーロロックのムックやコアなサイトを参照してほしい。

その中で最もお薦めしたいのが、この Slap Happy である。
ちょっとひねくれていて、ほんの少し壊れているけど、全然難解じゃない。
ピュアで、シンプルで、そしてカワイイ、不思議な音の世界。
ロックやブリティッシュトラッド、クラッシック、ポップなどが混ざり合った
いまのコトバでいうとMixture。
アヴァンポップという説明が一番分かりやすいかも知れない。

★HMVで "Slap Happy"を検索!


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10年たっても飽きない音楽 (2) 細野春臣 / 銀河鉄道の夜 NOKTO DE LA GALAKSIA FERVOJO

言わずと知れた宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」
1985年に制作された同タイトルのアニメーション映画のサウンドトラックだ。
ネコのキャラクターで描かれた映画については別のホームページやブログでの
解説に譲るとして、細野春臣によるサウンドトラックについて書きたいと思う。

サウンドトラックは映画表現の1パートである。でも1パートが
本体を超えることもあると思った。これはあくまで個人評価だが。

映画が稚拙なのではない。この映画は音楽を抜きにしても、
ますむらひろしの描くキャラクターや、陰影を効果的に使った表現など、
映画の完成度も非常に高いと思う。

ただ何というか、好きなのである。気持ちいいのである。
これが当時FM音源という新しい方式のシンセ、Yamaha DX7の
ファクトリープリセットの音色だけで創られたというトピックはさておき、
非常に高度な音楽だと思っている。

世の中にはスぺーシー好きとかギャラクシー好きの人はいるが
そういう人たちの好みとはまた異なる、新しい宇宙の「音表現」を感じる。
特に7曲目の「ケンタウルスの星祭り」は仮想未来のエスニックとして非常に興味深い。

聴く人によっては音が薄っぺらいなどの意見も出るかも知れないが
それはスペースシンフォニーのイメージに縛られた解釈だ。

このCDを聴きながらイメージの世界に身をゆだねてみると
自分が宇宙空間というゆりかごで揺られているような心地よさがある。
星を眺めながら聴くというのもいいかもしれない。

ただ、個人的な解釈だけどね。
これも聴く麻薬のひとつだと思うよ。


銀河鉄道の夜銀河鉄道の夜
(1996/02/21)
細野晴臣

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■銀河鉄道の夜 トレイラー


■「銀河鉄道の夜」より 天気輪の柱

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10年たっても飽きない音楽 (1) 3 Mustaphas 3 YouTubeのムービー

YouTubeへのリンク貼りました。
よかったら見てください。

オススメの音楽(1) 3 Mustaphas 3

ここにも貼っておきます。



10年たっても飽きない音楽(1)  3 Mustaphas 3

さてさて、『オススメのマイナー音楽 第1弾』ということで
バルカン半島出身(後でホントのこと^^)のバンド、
「 3 Mustaphas 3 (スリー・ムスタファス・スリー)を紹介します。
いきなりドマイナーかなあ...。ま、いいや。

調べてみれば1980年代後期になるらしいんだけど
ワールドミュージックブームの初期に誕生したバンド。
世界の民族音楽がシンセやデジタル録音の影響を受けて誕生した
第3世界のハイテクポップとして、ニューウェーブやオルタネイティブに
飽き始めた自分の耳にワールドミュージックはかなりのインパクトがあった。

その当時に排出したバンドの栄枯盛衰はいろいろだけど
衰退ではなく定着という形でジャンルとして生き残っているようだ。
ワールドミュージックのおもしろさについては
今後、別記事で書くつもりなのでチェックして欲しい。

さて3 Mustaphas 3は一昔前のインターナショナルポップ
今時で言えばミクスチュアに当たる無国籍音楽のバンドだ。
バルカン半島のシェゲレリ村のバンドということなんだけど、
実はイギリスのスタジオミュージシャンによるプロジェクト。
メンバーも一定ではなく複数のメンバーが参加していたようだ。
このあたりについては他の詳細なサイトを参照されたい。

とにもかくにも、このバンドの出す音楽は
予想の範囲を遙かに超えたもので、説明がムズカしい。
エレキやシンセ、民族楽器などをすべてゴチャ混ぜにした不思議な音楽。
その音はユニークかつスリリングで、いわゆる民族音楽とは全く違う。
ロックか否かで判断したがる2次元野郎にはとうてい理解不能な音楽。
とはいっても難解なのではない。アラブのスケールやアフリカらしい
ポリリズムは使われていても、そのエキゾチックなポップ感は
聴いていると引き込まれてしまう。オレはね。

この3 Mustaphas 3のホントの魅力を表すものではないが
YouTubeで映像を見つけたので、リンクしておく。
ただ、これは3 Mustaphas 3の入門用としてはいささかマニアック。
アマゾンのリンクも張っておくので、一か八かで試してみて欲しい。
合わなくても保障ははないけどね。

でも、世界のいろんな音楽を聴き重ねれば、
このバンドのおもしろさやスゴさは理解できると思うよ。
エラそうかもしれないけど、それだけ新鮮と言うことかな。






Heart of UncleHeart of Uncle
(1999/12/25)
3 Mustaphas 3

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あ、そうそう。ムービーを見て、このバンドはこういうジャンルだと
決めつけるのはキケンです。
あらゆる部分が3 Mustaphas 3の一面でしかないからね。


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